内容は、ごちゃまぜアートです。ごちゃまぜアートは、年少から小学校3年生までの子どもたちを対象に、年齢が異なる初めて会った子どもたちが、5人1組になり、1つの作品を完成させていくというものです。
はじめは一人一人が1枚の小さな紙に絵を書き、それを1枚の大きな紙に貼り、さらに、その大きな紙に5人全員で絵を書き足していき、1つの作品が完成していきます。
たくさんの子どもたちに参加していただき、はじめはしゃべれなかった子も、だんだん打ち解けて、他の子どもたちと協力して1つの作品を作り上げていく姿に、たくましさを感じました。
また、他の子と自分の書いた絵を見比べて何が異なるのかを発言したり、他の子が書いている絵を見て影響を受けて、つなげたり真似したりというのもちらほらみられ、ものの見方が一つではないこと、他の子の良いところを発見する力などがついたのではないかと思います。
また、一人の子が感想を述べたら、他の子が「そうだよね」と言ったり、「こんなことも気になったよ」と言ったりという場面も見られ、自分の意見を発言しても良いという意識も育ったのではないかと思います。
保護者の方が「こんな発想ができる子だったなんて」と驚かれている場面も見られました。
参加してくださった子どもたちが、いろいろな感じ方、とらえ方をし、それを周りに伝えるということを通して、今後様々な人と協力してより良い未来を作っていっていただけることを、切に願います。