岐阜県に対する政府の緊急事態宣言解除後初めての例会となりました。
加藤理事長は、2月に行われた活動の報告等のほか、引き続き感染拡大防止対策を徹底しながら出席率を高め、多治見青年会議所の会員としてメンバー一人ひとりがスローガンである「Break Through」の実践を一丸となって取り組んで欲しいと呼びかけました。
引き続き3月例会では、防災意識醸成委員会が「防災意識醸成事業Ⅰ」を実施しました。
この事業は、近年多くの災害が日本各地に甚大な被害をもたらしている状況においては、そして我々の住む多治見市も例外ではなく、発災時には地域コミュニティの方の命を守るために、多治見青年会議所メンバーが率先して行動できるリーダーになる必要があるという思いから実施したものです。
「減災教室を用いた地域の防災リーダー育成講座」~防災・減災を<わかる>から<できる>へ~と題し、講師には、岐阜大学の高木朗義氏をお招きしました。
高木氏は、防災に詳しくない人でも自分の課題が分かる「減災教室」という教材を編著されており、講演ではこの「減災教室」を用いて、実際にワーキングしながら事業を行いました。
事業の中で「減災教室」のアプリケーションを用い、メンバー一人ひとりが現時点で、防災・減災に対してどの程度の意識があり、どの程度の備えが出来ているのかを正確に知ることが出来ました。
後半には、各家庭の寝室のレイアウトを図で描き、どこに危険があるかメンバーとディスカッションすることで防災・減災の意識を更に深めていきました。
今回の事業では、題材となっている防災・減災を<わかる>から<できる>を座学で講義として聴くだけでなく、実際に手と頭を使って作業を行い、それをメンバーと共有してアウトプットすることで、明日からの行動が具体的に学べるプログラムでした。
この学びを家族・地域コミュニティ・会社の社員に伝えることで、災害時に率先して行動できるリーダーになっていきたいと思います。