この事業は、JC会員としての意識を高揚させ、JC活動を主体的に取り組んでいくために、JC活動における「誰かのために」行動するという点が、活動のみならず、社業や人生においても本質的に共通し、いつか活かせるということを理解していただきたいという思いから開催されました。
「誰かの笑顔のために生きる ~JC活動から得たものを経営に使う卒業生の話~」と題し、講師にはサクラパックス株式会社代表取締役社長の橋本淳氏をお招きしました。
橋本氏は、JCのOBで公益社団法人富山青年会議所の理事長を経て2011年には日本青年会議所の副会頭をされ、同年に発生した東日本大震災では、ボランティア活動を行われました。また、その後の熊本地震の際にはダンボールで熊本城を組み立てるキットを制作、売り上げ全額寄付をする「熊本城組み立て募金」というプロジェクトを立ち上げました。更に新型コロナウイルスにおいては、ダンボールによる間仕切りや医療用簡易ボックスの作成、寄付など社業を活用した地域貢献、社会貢献活動をされています。
講演では、「誰かの笑顔のために生きる」ということを理念に掲げ、JCの現役の時の体験から得たものを卒業後の社業にどのように活かしていったのかについてお話しいただきました。
理念と戦略の重要性、理念をどのように社員に浸透させていったか、理念の浸透を経てどのように事業を拡大したかなど、具体的な事例とともに説明していただきました。
講演後にグループで行ったディスカッションでは、講演で感じたことを話し、共有することで気づきや共感が発生し、事業の効果がさらに深まりました。今回の事業を通じ、JC活動を主体的に取り組む意識の高揚を図り、まちの人たちをけん引していく自律型リーダーになっていきたいと思います。