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 心の故郷を取り戻すラブ・タウンキャンペーンのもと、1978年より修道院を舞台にさまざまな行事が展開されてきました。これは私たちの町のシンボルである壮大な修道院が近々取り壊しの運命にあるというニュースが発端になったのでした。何とか丘の上にそびえる修道院を保存できないだろうか、そう考えた当時のJCメンバーは、神言会に働きかけて市民の気持ちを訴えたのです。幸いこの働きかけは神言会幹部の心を動かし修道院が市民の本当の心の憩いの場として必要であるならば保存しようという返事をいただきました。

 1978年「修道院を保存する会」が設立され、市民参加の催しが数多く行われることになります。礼拝堂をホールに見立て1989年の第53回までの永きにわたり開催された「修道院コンサート」は、趣旨にご賛同いただいた岩城宏之氏を顧問に迎え、日本の一流音楽家によるコンサートとして全国的に有名になりました。

 1978年の第8回修道院コンサートの折には、ぶどう園の一部が市民に開放され、「第1回修道院ぶどう祭り」が開催されました。1979年には修復資金を集める目的で、地元陶芸家、画家の先生方のご協力を頂き「第1回陶芸・絵画展」が開催されました。

 こうした活動の中で集められた資金に多くの市民から寄せられた寄付を加え、1979年には屋根瓦の修復が行われました。屋根瓦には市民の名前が残されています。1984年には多治見市において開催された(社)日本青年会議所 第25回岐阜ブロック会員大会において、記念事業としてカリヨンが設置されました。また、1986年にはパイプオルガンがよみがえり、岩城宏之先生を迎えての記念演奏会は大盛況でありました。

 修道院保存運動は多治見JCの社会開発運動の中心的存在として記憶されるものであり、誇るべき歴史です。



『修道院を保存する会』設立趣意書
 私達多治見市民にとって、永保寺や修道院の清冽なたたずまいと緑豊かな虎渓山一帯は大いなる財産であり、これを守っていくことは市民共通の願いであり、責任でもあります。
 その中でも修道院は、現在所有者たる神言会本部の方針により修道院の機能は停止し、細々と施設の管理のみが行われて居り、近い将来取り壊しの話さえも出て来ています。あの素晴らしい礼拝堂の天井は雨漏りし、自慢のパイプオルガンも無残に壊れて放置されています。
 これらについて、私達は早急に何らかの対策の手をさしのべ併せて、市民が一層親しめる文化施設とするために、その協力体制の確立が必要であります。
 このため、修道院を保存する対策の確立を促進し、その活用による市民の健全なる文化の発展に寄与し、より良い環境を保全するため、多治見市民により『修道院を保存する会』を設立しようとするものであります。
 

 

神言会日本管区長との会合


修道院コンサート


ぶどう祭り


ぶどう収穫


瓦の修復


カリヨン設置


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